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地震Mw6.6

バム地震(2003年・イラン)

2003 Bam Earthquake

記事更新日: 2026-04-09

📅 2003年12月26日(金)📍 イラン・ケルマーン州バム👥 死者 26,271人

💰 経済的損失: 約10億ドル

概要

2003年12月26日午前5時26分(現地時間)、イラン南東部バム市でMw6.6の地震が発生。マグニチュードは大きくないが、市内建物の約85%がアドベ(日干しレンガ)造りで耐震性がほぼゼロだったため、未明の就寝中に建物が一斉に倒壊。死者26,271人・負傷者30,000人以上。世界遺産のバム城塞も崩壊した。「建物の耐震性がすべてを決める」という教訓の典型例。

被害の状況

死者・行方不明

26,271人

死者 26,271人

建物被害

約85%の建物が倒壊

バム市の85%の建物が全半壊。世界遺産バム城塞も崩壊。病院・学校・行政施設も倒壊し、救援・医療体制が初期段階で麻痺した。

被害数値は掲載資料の集計時点・対象範囲による記録です。推計を含み、後の公表で変わる場合があります。

ライフライン被害

水道・電力・通信の大半が断絶。空港が比較的軽微な被害で済んだことが国際支援の迅速な受け入れを可能にした。

原因・背景

イラン高原の活断層(バム断層)の活動による内陸直下型地震。震源深さ約10km。イランは世界有数の地震多発地帯だが、バムのアドベ建築は地震に対してほぼ無抵抗で、M6.6という規模で26,000人以上が死亡した。

当時の社会状況

クリスマス明けの早朝という最も人々が眠っている時間帯の発生。バムはシルクロードの歴史都市で、アドベ建築の伝統が守られてきたが、その伝統が災害脆弱性と表裏一体だった。国際救援チームが迅速に展開し、多くの生存者が救出された。

📖この災害が残した教訓

  • 1

    M6.6という「中規模」の地震でも、耐震性の低い建物が密集していれば数万人の死者が出る

  • 2

    アドベ・無筋コンクリート・組積造建物は地震に対して極めて脆弱。耐震改修が最大の命の守り方

  • 3

    就寝中の地震は特に危険。木造・組積造住宅の倒壊による圧死が死者の大部分を占めた

  • 4

    病院・学校・行政施設が被災初期に使えなくなると救援・医療・行政機能が同時に崩壊する

  • 5

    この地震がイランの耐震建築基準強化と既存建物の改修推進を加速させた

✅今日からできる備え

  • 旧耐震基準・無筋組積造の建物に住んでいる場合は耐震診断・補強工事を優先的に検討する

  • 就寝中の倒壊から身を守るため、寝室の家具固定と安全な寝場所の確保を優先する

  • 病院が被災した場合に備え、家庭内の応急処置・止血・骨折固定の基礎を習得しておく

  • ヘルメット・安全靴・革手袋を備え、瓦礫の中での救助活動に備える

  • 建物外観に大きなひび割れ・傾きがある場合は早急に専門家に診断を依頼する

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出典・参考資料