地震M7.6

能登半島地震(2024年)

2024 Noto Peninsula Earthquake

📅 2024年1月1日(月)📍 石川県能登地方👥 死者 594 / 行方不明 3人

💰 経済的損失: 約2.6兆円(推計)

概要

2024年1月1日16時10分、石川県能登地方でM7.6の地震が発生。元旦の午後に発生した地震で、大津波警報が発令された。輪島市・珠洲市を中心に建物倒壊・大規模火災・土砂崩れが同時多発した。半島地形による道路寸断で孤立集落が多発し、支援が困難を極めた。死者594人(直接死230人、災害関連死364人/2025年5月13日時点)を数えた。

被害の状況

死者・行方不明

597

死者 594 / 行方不明 3人

建物被害

全壊約8,593棟(2024年12月24日時点)

輪島市では大規模な延焼火災が発生し、輪島朝市周辺の200棟超が焼失。珠洲市・穴水町・七尾市でも建物倒壊が集中した。土砂崩れで複数の集落が孤立。津波も発生し、石川・富山・新潟沿岸に到達した。

ライフライン被害

能登半島の幹線道路が各所で崩落・亀裂・土砂崩れで寸断。電力・水道・ガスが長期停止。特に上水道の復旧は非常に遅れ、2024年夏以降まで断水が続いた集落もあった。

原因・背景

能登半島北部沿岸の断層帯が活動した内陸型地震。2020年頃から群発地震が続いていた地域で、その延長上に位置する。震源の深さは約10kmと極めて浅く、長周期の揺れが長時間続いた。

当時の社会状況

元旦という特別な日の午後に発生し、帰省中の人々も多かった。能登半島は高齢化が著しい地域で、高齢者の被害が多かった。過疎化・インフラの老朽化が深刻で、倒壊した古い木造家屋が多数を占めた。半島地形による陸路の脆弱性が孤立集落の長期化を招いた。

📖この災害が残した教訓

  • 1

    半島・離島等の地形的に孤立しやすい地域は道路代替手段(空路・海路)の確保が必要

  • 2

    古い木造家屋の倒壊が犠牲者増大の大きな要因であり、耐震化の緊急性

  • 3

    元日の発生で避難先の受け入れ態勢が不十分だった経緯から、平時からの受援計画の重要性

  • 4

    過疎・高齢化地域における在宅要配慮者の安否確認・避難支援体制の整備

  • 5

    断水が長期化した場合の給水支援体制・仮設トイレの早期設置の必要性

  • 6

    大規模地震後の二次被害(余震・土砂崩れ・津波)に備えた継続的な警戒の重要性

今日からできる備え

  • 古い木造家屋に住んでいる場合は耐震診断・補強工事を優先的に検討する

  • 大津波警報が発令されたら直ちに高台へ逃げる(3分以内の行動が生死を分ける)

  • 断水時のトイレ対策として非常用トイレを最低50回分以上備えておく

  • 給水車利用のため折りたたみウォータータンクを用意しておく

  • 能登の事例から、1週間以上の備蓄水・食料が必要であることが改めて示された

  • 地域の地形・道路状況を把握し、孤立した場合の複数の避難経路を確認しておく

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出典・参考資料