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洪水・豪雨

秋田豪雨災害(2023年)

2023 Akita Flood Disaster

記事更新日: 2026-04-09

📅 2023年7月15日(土)📍 秋田県秋田市・由利本荘市👥 死者 4人

💰 経済的損失: 約200億円(推計)

概要

2023年7月14〜16日、線状降水帯が秋田県に停滞し、県北・県央部を中心に記録的豪雨が続いた。秋田市内では市街地が広範囲に浸水し、観測史上最大となる24時間雨量181mmを記録。死者4人・5,000棟以上が浸水被害を受けた。河川の氾濫だけでなく、雨水が下水・排水路の処理能力を超える「内水氾濫」が広く発生し、河川から離れた住宅地も浸水した。

被害の状況

死者・行方不明

4人

死者 4人

建物被害

床上・床下浸水約5,000棟以上

秋田市・由利本荘市・にかほ市等で住宅・農地が広域浸水。国道・県道の通行止め多発。農作物(水稲等)への被害も深刻。

被害数値は掲載資料の集計時点・対象範囲による記録です。推計を含み、後の公表で変わる場合があります。

ライフライン被害

浸水による停電・断水が発生。幹線道路の通行止めで支援物資の到達に遅れ。

原因・背景

梅雨末期の活発な前線と暖湿気の流入で、秋田県に線状降水帯が形成・停滞。秋田市は内水排除能力(1時間30〜40mm程度)を大幅に超える降水が続き、市街地が広域浸水した。秋田県は日本海側の多雪地帯で夏の豪雨への備えが薄い面もあった。

当時の社会状況

コロナ明けの夏、農業・観光が本格再開した時期の水害。秋田市中心部が浸水したことで、地方都市の内水氾濫リスクへの意識が全国的に高まった。自衛隊・消防の救助活動に加え、ボランティアセンターへの全国からの支援が集まった。

📖この災害が残した教訓

  • 1

    内水氾濫は河川から離れた場所でも発生する。河川ハザードマップだけでなく内水ハザードマップの確認が必要

  • 2

    線状降水帯の停滞予測が出た時点で早期避難を決断する。降り始めてからでは遅い

  • 3

    「秋田は夏に大雨が少ない」という地域の常識が崩れた。気候変動で従来の常識が通用しない豪雨が全国で発生している

  • 4

    地下室・地下駐車場・アンダーパス(低い地下道路)は内水氾濫で急速に浸水し、脱出困難になる

  • 5

    排水ポンプ場・排水路の整備・維持管理が都市の内水氾濫対策の基礎インフラ

✅今日からできる備え

  • 国土交通省「重ねるハザードマップ」で自宅の内水浸水リスクを確認する

  • 線状降水帯予報(気象庁の「顕著な大雨に関する情報」)が出たら即座に避難準備を始める

  • 地下施設・アンダーパスには大雨・洪水警報時は近づかない

  • 床上浸水に備え、重要書類・家電の電源を高い位置に移す作業を大雨前に行う

  • 浸水後の家の消毒・片付けに備え、ゴム手袋・長靴・消毒液を備えておく

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出典・参考資料

  • ▶内閣府 令和5年7月秋田県豪雨災害について
  • ▶秋田県 令和5年秋田県大雨の概要
  • ▶気象庁 令和5年7月秋田県大雨の気象解説資料