平成30年7月豪雨(西日本豪雨)
July 2018 Japan Floods
💰 経済的損失: 約1兆円超
概要
2018年6月28日〜7月8日にかけて、西日本を中心に記録的な豪雨が続いた。多数の河川が氾濫し、広島・愛媛・岡山を中心に土砂崩れ・浸水被害が集中。237人が犠牲となり(消防庁確定値)、平成最悪の豪雨災害となった。「大雨特別警報」が11府県に発令されたにもかかわらず避難率が低く、早期避難の難しさが浮き彫りになった。
被害の状況
死者・行方不明
245人
死者 237人 / 行方不明 8人
建物被害
全壊約6,700棟、浸水約2万棟以上
広島県では土砂崩れが多発し、安芸郡坂町・広島市安芸区等で甚大な被害。岡山県では小田川の決壊で倉敷市真備町が大規模浸水。愛媛県大洲市・西予市でも河川氾濫が発生した。
ライフライン被害
山陽新幹線・山陽本線等の鉄道が長期運休。主要道路が土砂崩れで寸断。電力・通信・水道が広域で停止し、物流も大幅に滞った。
原因・背景
梅雨前線が本州付近に停滞し、南から湿った空気が持続的に流れ込んだことで西日本各地で記録的な大雨となった。7月5日〜8日の降水量は一部の地点で平年の7月1か月分を大幅に上回った。
当時の社会状況
発災時、国会では「カジノ法案」審議が続いており、一部閣僚の飲み会が報道されたことで批判を受けた。多くの犠牲者が就寝中・夜間・自宅避難中に被災し、「自分は大丈夫」という正常性バイアスが避難遅れを招いたことが判明した。
📖この災害が残した教訓
- 1
大雨特別警報が発令されても避難しない住民が多数おり、警報の空振りへの慣れが問題
- 2
「夜間避難は危険」という認識のため、夜中に避難できず被害を受けた事例が多数
- 3
河川の氾濫は短時間で広域浸水を引き起こし、後からの脱出が困難になる
- 4
土砂災害特別警戒区域(通称レッドゾーン)の住民は早期避難が必須
- 5
避難情報の段階的発令(避難準備→勧告→指示)の意味を住民が理解する必要性
- 6
高齢者・要配慮者の早期避難支援(個別避難計画)の整備
✅今日からできる備え
豪雨の際は夜になる前に(明るいうちに)避難を完了させる
土砂災害・浸水のハザードマップを確認し、危険エリアに住む場合は避難勧告が出たら即避難
川の近くや低地に住む場合は浸水・氾濫ハザードマップを必ず確認する
避難情報の種類(警戒レベル1〜5)の意味を家族全員で理解しておく
急いで避難する場合のための軽量な非常持出袋を玄関に置いておく
近所の高齢者・要配慮者への声かけをする習慣をつける
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出典・参考資料
- ▶内閣府 平成30年7月豪雨の被害状況
- ▶消防庁 平成30年7月豪雨による被害状況
- ▶国土交通省 平成30年7月豪雨に係る報告
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