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台風中心気圧929hPa

伊勢湾台風(1959年)

Typhoon Vera (Isewan Typhoon)

記事更新日: 2026-04-09

📅 1959年9月26日(土)📍 東海・近畿地方👥 死者 4,697人 / 行方不明 401人

💰 経済的損失: 当時の国家予算の約3分の1

概要

1959年9月26日、昭和34年台風第15号(通称・伊勢湾台風)が紀伊半島に上陸。猛烈な勢力で伊勢湾沿岸を直撃し、高潮が名古屋市・四日市市等の低地を壊滅。死者・行方不明者5,098人を超え、昭和最大の台風被害となった。この災害を契機に災害対策基本法が制定された。

被害の状況

死者・行方不明

5,098人

死者 4,697人 / 行方不明 401人

建物被害

全壊・流失約4万棟、浸水約63万棟

伊勢湾沿岸の低地部では高潮が3〜4mに達し、木造家屋が次々と水没・倒壊。名古屋市南部・三重県四日市市・桑名市で甚大な人的被害。農作物・漁業にも大打撃を与えた。

被害数値は掲載資料の集計時点・対象範囲による記録です。推計を含み、後の公表で変わる場合があります。

ライフライン被害

電力・通信・水道・ガスが広域で停止。主要道路・鉄道の冠水で支援物資の搬送が困難となった。

原因・背景

中心気圧929hPaという猛烈な勢力を保ったまま日本に上陸した台風。台風の進行方向右側(危険半円)にあたる伊勢湾沿岸では、強風・高潮・洪水が重なる複合的な水害が発生した。伊勢湾の地形が高潮を増幅させた。

当時の社会状況

1959年は高度経済成長の始まりの時期。名古屋港周辺は埋め立て地・海抜ゼロメートル地帯の開発が急速に進んでいた。堤防の整備が追いついておらず、多くの低地住民が逃げ場を失った。

📖この災害が残した教訓

  • 1

    海抜ゼロメートル地帯や低地での居住は高潮・洪水に対して極めて危険

  • 2

    台風の「危険半円」(進行方向右側)では風速・高潮が著しく強くなる

  • 3

    この災害を受けて1961年に災害対策基本法が制定され、日本の防災体制が整備された

  • 4

    高潮ハザードマップによる避難誘導の重要性

  • 5

    早めの避難が人命を守る最善策(台風は事前に予測可能)

  • 6

    埋め立て地・干拓地の居住地化には慎重なリスク評価が必要

✅今日からできる備え

  • 台風・高潮のハザードマップで自宅の浸水リスクを確認する

  • 台風接近時は「早期避難情報」が出たら躊躇せず避難を開始する

  • 海抜ゼロメートル地帯や低地に住む場合は浸水時の垂直避難(上階への避難)計画も持つ

  • 台風シーズン前(6月頃)に非常用持出袋・備蓄を点検・補充する

  • 停電・浸水に備えてポータブル電源・防水袋・長靴を準備する

  • ペット・貴重品の持ち出し計画を家族で共有しておく

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出典・参考資料