濃尾地震(1891年)
1891 Nobi Earthquake
💰 経済的損失: 当時推計(詳細不明)
概要
1891年10月28日午前6時38分、岐阜県根尾村付近を震源とするM8.0の巨大内陸地震が発生。根尾谷断層の最大変位は約6mに達し、地表断層としては世界最大規模のひとつとして記録された。死者7,273人・全壊家屋142,177棟という明治時代最大の内陸地震被害をもたらした。震源から100km以上離れた名古屋でも甚大な被害が出た。
被害の状況
死者・行方不明
7,273人
死者 7,273人
建物被害
全壊142,177棟・半壊80,324棟
岐阜・愛知両県を中心に家屋倒壊・火災が相次いだ。根尾谷断層では約80kmにわたって地表断層が出現。垂直変位最大6m・水平変位最大2mを記録。名古屋城の石垣も崩落した。
ライフライン被害
明治時代のため近代的インフラは限定的。鉄道(官鉄)が損壊し、電信線も切断。被害情報の収集・伝達に大きな遅れが生じた。
原因・背景
根尾谷断層帯を震源とする内陸型地震。震源の深さは約10km。日本の地震学研究の礎となった地震で、大森房吉・菊池大麓らによる科学的調査が行われ、近代地震学の発展に貢献した。
当時の社会状況
明治中期の日本は近代化・産業化の過渡期。農村部の木造家屋が密集しており、朝の炊事時間帯の発生が火災被害を拡大させた。当時の建築基準は存在せず、耐震設計という概念もなかった時代の惨禍。
📖この災害が残した教訓
- 1
根尾谷断層の活動が判明し、日本における活断層研究の出発点となった
- 2
内陸直下型地震は震源直上で極めて激しい揺れを生じさせ、木造密集市街地に壊滅的被害をもたらす
- 3
大森房吉らの科学的調査が日本の地震学・地震防災研究の礎となり、以後の対策に活かされた
- 4
朝の炊事時間帯の地震が火災被害を拡大させた教訓は、現代の地震火災対策にも受け継がれている
- 5
断層直上の建物被害が特に大きく、活断層の位置を把握した土地利用規制の必要性を示した
✅今日からできる備え
自宅・職場・学校が活断層の上または近くにないかハザードマップで確認する
旧耐震基準(1981年以前)の建物は倒壊リスクが高い。耐震診断・補強工事を検討する
家具・家電を壁に固定し、就寝時の家具転倒による圧迫死を防ぐ
早朝・深夜の地震に備え、寝室に懐中電灯・スリッパを常備する
火災への延焼を防ぐため、地震直後の安全確認後に速やかにガスを遮断する
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出典・参考資料
- ▶地震調査研究推進本部 根尾谷断層帯の評価
- ▶内閣府 災害教訓の継承に関する専門調査会 1891濃尾地震報告書
- ▶理科年表(国立天文台編)地震・火山データ
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