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台風

台風19号・りんご台風(1991年)

Typhoon Mireille - Apple Typhoon (1991)

記事更新日: 2026-04-09

📅 1991年9月27日(金)📍 九州・東北地方(全国に暴風被害)👥 死者 62人

💰 経済的損失: 約1兆円超(りんご農業被害741億円を含む)

概要

1991年9月27日、台風第19号(国際名ミレイユ)が長崎県に上陸し日本列島を縦断。阿蘇山で最大瞬間風速60.9m/sを記録する猛烈な暴風が全国を直撃。屋根飛散・倒木が多発し建物被害17万棟超。青森県ではりんご収穫前の38万8,000トンが落果し「りんご台風」と呼ばれた。

被害の状況

死者・行方不明

62人

死者 62人

建物被害

全壊・流失506棟、半壊・一部破損169,941棟、床上浸水5,344棟、床下浸水17,621棟

長崎県を中心に九州・西日本で暴風による建物被害が多発。屋根瓦の飛散・倒木による圧死が主な死因。建物の一部破損・破損は全国で16万9千棟超に及んだ。青森県では収穫前のりんご38万8,000トン(被害金額741億7,000万円)が落果し、農家に壊滅的打撃。農作物・林業被害は全国規模に拡大した。

被害数値は掲載資料の集計時点・対象範囲による記録です。推計を含み、後の公表で変わる場合があります。

ライフライン被害

暴風による電柱倒壊・停電が九州〜東北の広範囲で発生。電力復旧に最大1週間程度を要した地域もあった。鉄道・道路の倒木・土砂崩れによる不通も多発。

原因・背景

台風第19号(ミレイユ)は非常に発達した状態で日本に接近し、9月27日に長崎県佐世保付近に上陸。その後本州を縦断し太平洋岸を北上した。台風の進行方向右側(危険半円)に入った九州・山陽・東北各地で観測記録を更新する猛烈な暴風が吹き荒れた。長崎市での最大瞬間風速54.3m/s、阿蘇山では60.9m/sを記録し、全国26か所で観測記録を更新した。

当時の社会状況

1991年はバブル経済崩壊の直前。日本の農業・漁業・建設業が活発であった。青森県はりんごの主産地で、収穫直前(9月下旬)の台風直撃は農家に壊滅的打撃を与えた。りんご農家が「落ちなかったりんご」として販売した縁起物が話題を呼び、後に受験生に人気の縁起物となった。

📖この災害が残した教訓

  • 1

    台風による最大の物的被害は暴風で、屋根・外壁・看板の飛散が人命を脅かす

  • 2

    台風の危険半円(進行方向右側)に位置する地域は特に暴風への備えが必要

  • 3

    収穫前の農作物は台風の経路次第で壊滅的被害を受ける(農業気象情報の活用が重要)

  • 4

    古い木造家屋は暴風に対して極めて脆弱であり、耐風補強・リフォームが有効

  • 5

    屋外の飛散物(植木鉢・自転車・看板)の固定は台風対策の基本

✅今日からできる備え

  • 台風接近前に屋根・外壁・雨戸の点検・補修を行う

  • 屋外の飛散しやすいもの(植木鉢・自転車・ゴミ箱)を屋内または固定する

  • 暴風時は絶対に屋外に出ず、窓から離れた場所に待機する

  • 停電に備えてポータブル電源・懐中電灯・乾電池を備蓄する

  • 農業従事者は台風情報を早期に確認し、収穫・防風ネット展張を前倒しで行う

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出典・参考資料